何しているの

日本ではあまりこんなこときかれることがないのですが、アメリカに来てから頻繁に同じ質問をされることが多くなりました。これって何か挨拶代わりにきかれるのですよね。この質問ってアメリカ人がきいてくるのではないんです。だいたいが日本人の駐在員の奥様です、略して駐妻ってやつですね。まあこの私もその一員なんですが。

「○○さんて、こちらに何年いらっしゃるのですか?」
「○○さんて、毎日家で何しているんですか?」

私は今まで何回このふたつの質問を受けたことでしょう。ひとつ目の質問はそれでも回数が少ないです。なぜかというと、これは大抵初めて会った人しかきいてきませんから。でもふたつ目の質問は年がら年中です。

初めてこちらに来られた方が「何年ですか?」ときくのはかまわないんです。だってそれによって生活情報量が違うわけだし、古くからいる人はいろいろ知っているので教えてもらえたりするではありませんか。それに私自身も今まで困ったり失敗をしたことがたくさんあったので、できるだけはいろいろ教えてあげたいと思っているわけです。日本での生活とはまた全然違う部分も多く、単に英会話だけの問題ではすまないですから。私なんて今でも大失敗の連続ですが、最近はもう失敗しても開き直るようになりました。これって「おばさん」なんでしょうか?

質問者「○○さんて、こちらに何年いらっしゃるのですか?」
私「はい、もう長いもので6年以上になります」
質問者「すごく長く住んでいらっしゃるのですね」
私「そうなんですよ(長くて悪かったね、別に好きでここに住んでるわけではないんだよ)」

ってこんな具合です。にっこり笑いながら答えているのと腹の中の違うこと違うこと。誤解のないように書いておきますが、知り合いに対してははそんなことはしていませんよ。だいたい知り合いからこんなこときかれませんから。でもなんでこんなやつに聞かれなくちゃいけないのと思う時は答えていることと頭の中は別になってしまうのです。

まあひとつ目の質問はいいとして、何ゆえ私はいつも家で何をしているのかきかれなくてはいけないのでしょうか・・・この返答ってなかなかたいへんなんですよ。その後に続く質問があるんですから。この質問をされるとねまたかよって感じなのです。友人から「最近何してるの?」ときかれるのとは全く次元の違う質問なのですから。

質問者「○○さんて、毎日家で何しているんですか?」
私「ん〜、家でですか〜?おそうじとかお洗濯とか・・・(主婦だから当たり前じゃん)」

そしてこの後必ず続く質問が・・・

質問者「シャドーボックスとかトールペイントとかやっていないんですか?」

このふたつはある種の手芸なのですが、ここでは説明は省略させていただきます。詳しく知りたい方はどこかのホームページなどで調べてくださいね。

それにしてもほとんど必ずと言っていいほどこの質問が続くのです。「シャドーボックスとかトールペイントとかやっていないんですか?」私はいつも思います・・・「それやらなきゃいけないのかい」と。まあ他の地域ではどうかわからないのですが私の住んでいる周辺では、これは駐妻の二種の神器とでも申しましょうか、かなりの方が学ばれているようなのです。好きな方はどんどん習っていただいて結構なんですが、私はそれが好きではないのです。私が「それはやっていません」と答えると、「なんでやらないんですか?」とそこでまた質問がきます。なんでと言われましてもね・・・好きでないものはやりたくもないのです。だいたいこれは義務教育ではないのですからそれは個人の自由ってものではないでしょうか。それともここに来たら必ずやらなきゃいけないのですかねぇ・・・

この質問を受けて一度だけ笑ったことがあります。それは以前に教えていただいていた英語の先生が(アメリカ人の女性)が私にトールペイントとかやらないのときいてきたことでした。私が「やらない」と答えたら、先生は他の自分の教え子(日本人)はみんなやっているから、私もやっているのだと思ったそうです。彼女は日本人はみんなそれを習うものだと思ったようでした。ちょっと笑っちゃいましたよ、やはり義務教育のようですね。

日本人ってどうしてみんな同じことをしたがるのでしょうか、非常に不思議です。

今回はあまりおもしろくないお話でした、ごめんなさい。でも私のようなはみだし者はちょっとこういうところで暮らしにくいとこともあるのです。日本だとこんなこと質問されたりすることもないでしょうが、まあそれだけ暇だってことですかねぇ。
Backひとり言トップへママのお部屋へHomeNext